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ラクオリアの株主総会について

 ラクオリアに前泊して総会に参加しました。
 総会参加者は、昨年よりも少ない印象で、席も3分の1くらい空席でした(昨年は立ち見もあったくらいだったので、今年の総会は椅子だけで机はなかったです)。

 私が参加できなかった総会や説明会のレポートをいつも他の方から頂戴していることもあり、今回の総会に参加したくても仕事の都合でできなかった人のためにレポートを書くのが私の責務と感じて、このブログに簡単ですが、書かせていただきます。
 かなり、株主である私の主観等も入っているので、参考程度にしてくださいませ(総会に参加すると、発言者の表情等も分かるので、総会に参加した方がよいと私は思っています。文字で見るのと全然違いますので・・・)。


1 ガリプラントについて
(1)売上好調。欧州はパッケージ(五国語での表記が必要なため)が追いついていなかったが、間もなく解消される。
(2)ガリプラントは、副作用が少ないのが利点。
(3)欧米以外の展開も考えている。日本。中南米。オセアニアあたりを考えているようである。

2 エンタイスについて
  販売戦略の見直し、また、(腎臓疾患で食欲不振になる)猫に期待。

3 テゴプラザンについて
(1)結晶化特許で、特許期間の大幅な延長ができた。
(2)中国市場に期待している。
  2021年頃申請予定とルオシン(中国当局との関係も良好)から聞いている。
  韓国で承認取得していること、素直に薬の効果がでる分野なので、
  ほぼ(上市できるものと考えているので)2020年代にはラクオリアの収益に貢献してくるだろうと考えている。
(3)韓国は、CJがかなり力を入れている。
  鍾根堂(2・3番目位の会社)とCJ(7・8番目位の会社)と共同販促をすることで立ち上がりから売っていく。
  夏ぐらいには、実際の販売実績が分かる。

4 テゴ&その他の消化器領域について
(1)スピード感がないのでは?という株主さんのご意見について反論していました。
  (谷社長は、かなりムッとした表情に感じました)

  谷社長の回答がテゴに対する回答なのか、その他の消化器疾患についての回答かは分かりません。
  (ごっちゃにして回答していましたので・・・笑)

  今週もバイオヨーロッパに参加するためにウィーンに担当者がいく。
  (私見…これはテゴではなく、その他の消化器疾患の導出のためと予想)
  テゴプラザンは、タケキャブとの差別化のために臨床医の意見も集約している。
  悠長にやっているわけではない。
  アーリーステージのものは、小規模の治験をすることで導出に有利なデーターをとっていく。
  (私見…これもテゴではなく、その他の消化器疾患の導出のためと思いますが・・)
  導出のために、月1回ぐらい、(ライセンスの関係者が集まる会合に)定期的に参加して、意見交換・情報収集している。

  テゴプラザンやその他の消化器疾患の導出は、重要なもの(「クリティカルなもの」と言っていました)と認識している。
  30年間の経験を通じて、この1年間に何とか成果を出したいと強く決意している
  (谷社長のこの決意表明に拍手が沸き起こりました~)。

(2)PQ10…米国のパーキンソン病の治験結果が間もなく出てくる。治験結果が出てくれば、その先の展開が見込める。

5 ジプラシドンについて
(1)今期中に申請予定。2020年発売予定。
  血糖値の上昇が緩やか、異常行動を抑える、というメリットがある。
  ハロペリドールが副作用が強いので、この医薬品にかわる医薬品になることを期待。
(2)明治は、精神薬での実績と経験がある。
  過去、明治と藤沢薬品とで共同販売していたルボックスでも、明治がうまく開発して治験成功を導いた。
  (当時ルボックスの治験がうまくいくのか心配されていたが、成功に導いている)
  谷社長はルボックスの時から、明治の色々な方との交流があり、明治を信頼して導出した。
  (※以前、明治への導出は谷社長が主導したという説明があったが、今回の説明で納得できました)

  大日本住友が失敗した経験をふまえて、最終的なところで、ある工夫をしている(工夫の内容は言えない)。
  その工夫をしたことで、プラセボ効果のリスクはかなり減少させたのではないかと考える。

  ジプラシドンのマイルについて…5億円(今期予想の20億円の25%という言い方でした)のような大きな金額ではない。
私見→ニュアンスから2~3億円?

6 共同研究等について
(1) 旭化成、マルホ、EAについて
  マルホは、かなり処方検討に数年単位で時間をかける(刺激性の有無、つきやすさ等)。
  十分に処方検討をしてから臨床に入るので、今期中の臨床入りは無い。

  旭化成とEAは今期中の臨床入りを期待している。

(2) 新たな共同研究について
  水面下で共同研究をしている。
  かなり色々な会社から声をかけてもらっている。
  年内に1社以上と新たな提携をしていくことを目標にしている。

(3) 今後も新たなイオンチャネル創薬をつくっていく。若い研究者が新しいことにチャレンジしている。
  次の総会までには、新たなシーズができたということを株主に紹介できるようにしたい。
  必ず低分子にこだわるわけではない。
  中分子や抗体医薬と組み合わせた低分子薬等、若い研究者が色々なものに取り組んでいる。

(4) 武田の返還物(返還物はラクオリアが武田の意見等をきくことなく自由にできるようになっている)については、かなり面白い適応症。バイオヨーロッパから(導出)キャンペーンを実施する。かなり手ごたえがあるものと思う。

(5) ZTEの解消の対象物については、中国含めて考えている。
   (アドバイザーを使って、中国の消化器製薬会社とかなり進んだ話をしている)

7 名古屋大学発のパイプランについて
(1)心不全…ある物質が心不全の病状に非常に大きな役割を果たしていることが分かった。その物質を遮断する医薬品を作ることができれば、ブロックバスターの薬になる。
(2)NASH…欧米の製薬会社の候補物に匹敵するような種を見つけることができた。
※心不全もNASHも治験費用が数百億から一千億かかる。今年後半から欧米の製薬会社に対して積極的に導出活動をしていく。

8 ラクオリアイノベーションズについて
  1月頃から活動開始。
  ラクオリア全体の価値を向上させていくことを基本方針として活動している。
  ラクオリアだけでは中々展開できなかった非常に新しいものや名古屋大学、東京大学、その他地方大学との共同研究やオーファンドラッグをとりあげて開発していくことでラクオリアの利益に貢献していくし、貢献しないといけないと思っている。
  ラクオリアイノベーションズは今後も連結子会社で(アスカットのように)連結から切り離したりしない。
  オーファンドラッグは、小児疾患にこだわっている。

9 増資について
(1)必要と思われる資金は早めにとっておこうという考え。
(2)増資中のイベントについては、明確に何があるかは言及を控えたい。

10 株主説明会について
  (私を含む複数の)株主から要望がありました。
  その要望を受けて、谷社長は、懇親会的なもの(名古屋大の研究所の施設見学等)を前向きに検討します、と言っていました。


以上です。パイプラインが豊富すぎるので、まとめるのが大変で、箇条書きのようになってしまいました。



 



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メドレックスの個人投資家説明会に参加

 3月17日午前中に、都内で開催されたメドレックスの個人投資家説明会に参加しました。
 私の記憶違いでなければ、メドレックスの説明会に参加したのは今回が初です(香川県の会社のため、総会に参加するのは困難なので、このような説明会の機会は非常に貴重です)。

 説明会では、松村米浩社長が説明しました(他に藤岡・経営管理部長さんも同席していました)。
 内容のほとんどは、これまで決算説明会の配信で説明していたとおりでしたので、新たに(または再度実感した)ことのみ記載します。

1 まず強調していたのは、貼り薬は新たな市場を作り出すこと。
  具体的には、心臓発作時の特効薬のニトログリセリンは、発作が発生したときのみ使用されるので、年間4000万円程度の売上にしかならないが、貼付剤では、寝る前に貼付剤を貼ることで心臓発作の予防にもなり、また、毎日使用することになるので、年間300億円の売上にもなっている。
 以上のように、貼付剤は、新たな市場を作り出すことがあり、メドレックスはそのような貼付剤をつくるのを目標にしている。

2 CPN-101について
  チザニジンは、日本では肩こり、米国では手のふるえ防止で主に使われている。
  米国の筋弛緩薬の市場は、807百万ドル(2016年)
  経口薬の難点は、一気に薬効が生じるため、眠気が襲うこと。服用後2時間は運転が禁止になるほどの眠気が襲う。
  貼付剤では、ゆるやかに効果がでるので眠気があまりないのが利点。
  決算説明会の9Pの図と同じ図を説明し、ジグザグの黒線が飲み薬で、赤い線が貼付剤で眠気が襲わないことを説明していました(「Side effect…副作用」のところに赤線がいかない)。
 治験は、2017年2月に、P1aで
① 市販のチザニジン経口薬と同水準の血中濃度を示すことに成功
② 眠気の副作用が経口薬より低い
 ことが分かり、その結果をもって、シプラUSAに導出(※シプラ社はインドでは伝統のある有名な大会社)。

 その後、2018年1月にP1a‘(※P1aは1日の貼付だったが、長期使用が見込まれるので、P1a’で1週間の貼付の治験を実施したとのこと)の結果が判明し、1週間の反復投与治験で、事前に規定していた基準をクリアーした。

 その後、大量生産を見込んで、今度は、その工場で作った貼付剤を用いた治験(P1b)と患者に投与する治験(P2)を予定していたものの、治験薬の製造スケールアップに時間を要したため、2018年に上記治験を開始できなかった。
→既に製造スケールアップに成功したので、2019年に開始予定。
※ 2019年にシプラからのマイルストーンを見込んでいる。
※ 質問で、ジプラのマイルに関する質問がありましたが、P1bとP2のどこでマイルが発生するかは守秘義務があるので言えない。ただ分割ではない。ある条件を達成すれば入る。その時期は3Qを見込んでいる。


3 MRX-10XT(オキシコドン)
  かなり大きな市場(ターゲットとしている市場規模は約4500億円)
  メドレックスの貼付剤は、薬物の乱用や誤用防止を抑止・防止するメドレックス独自の新製剤技術を開発した(特許出願中)。
 決算説明会の14pと同じ図を用いて説明しました。
 具体的には、
(1) 低抽出性…通常の貼り薬よりもさらに低抽出
(2) 強い苦み…口に入れたら吐き出すくらいの苦み
(3) 再吸収抑制・再貼付防止…一度はがしたら、二度とくっつかないし、吸収できない貼付剤(この技術が一番難しかったといっていました)。

 2018年2月に1相の結果判明。
 現在は、粘着性等の製剤改良中。2019年に1週間使用での治験(P1b)を実施予定。
※ 2019-2020年に導出による一時金を見込む。

4 MRX-5LBT(リドカイン)
  軽い痛み止めの貼付剤。
  既に貼付剤(リドカインパップ剤)があり、2017年555億円、2020年610億円の市場規模。
  メドレックスの貼付剤は、テープ剤であり使い勝手の良さ、少量(30%弱)のリドカインで同等の効果を武器に市場を奪取する。
  長期の安全性を確認する試験をFDAから要求されたので、この臨床試験等を2019-2020年に実施し、2020年に申請、2021年に発売予定(これが一番早い上市予定品)。
※ 2020年に申請後に、導出による一時金収入を見込み、2021年から製品売上を見込む。

5 MRX-7MLL(メマンチン)
  米国のメマンチンの経口薬の売上は約750億円。
  メマンチンは1日1回投与。貼付剤は3日に1回(または7日に1回)で、貼付剤のため家族や医療従事者が投薬状況を目視できるという強みがあるので、それらを武器に市場を奪取。

 経口薬との生物学的同等性を示すことができれば、P2・P3の有効性の治験は不要である旨FDAと確認済み。2019年にP1a(Pilot PK試験)を実施予定。
※ 2020-22年に導出による契約一時金収入を見込む


6 武田・第一三共との共同研究について
(1)第一三共…マイル、上市後はロイではなく、第一三共に製品を独占的に供給することで利益を得るという収益スキーム。
(2)武田…対象は武田の重点疾患領域(4つあるうちの1つという言い方でした)のもの。マイル、上市後は製品売上に応じたロイを得るという収益スキーム
(3)マイルに関する質問がありましたが、守秘義務があるので何もいえない。普通にいけばマイルが発生するということしか言えない、とのことでした。

7 マイクロニードルについて
  市場規模は500億~1兆円
  真皮と表皮の間に針をさすことで、そこにある免疫細胞を使う。
  このため注射剤の100分の1の量の抗原で抗体価が上昇し、免疫の効果が、注射の場合よりも、長期間継続することが分かった(メドレックスと北里第一三共との共同研究成果として第20回日本ワクチン学会で発表した資料による)。
 常温保存・輸送が可能、自己投与可能のため、新興国やパンデミックス発生時の対応も期待される。
 即効性があるので、頭痛薬等にも需要がある。
 少し先を行く競合が存在するものの、いまだ医療用デバイスとして量産を実現している会社はない。
 そのため、メドレックスは治験薬工場を整備開始したが、資金不足のために計画が中断・・・・
※ アンジェスのような増資力があれば・・・と思い、残念です(私見)。。。

 以上、私が説明会の内容をまとめました(私のメモと記憶をもとに再構成しているので、間違っていたら、ご指摘くださいませ)。



 



ラクオリア増資(53万株、2.6%の希薄化)

 本日、引け後に、ラクオリアの増資の発表がありました。
 感染性胃腸炎で、高熱→激しい下痢となり、1週間程度点滴入院していて、本日退院できたばかりなのに・・・笑

 今までの私の経験上、株主総会直前に増資した(増資を発表した)例はなかったので、予想外でした。
 そのうえ、希薄化が2.6%とかなり低く(53万株のみ)、なぜ、わざわざ株主総会前に53万株程度の増資を・・・

 パイプラインに黄色信号がついて、緊急で中長期で資金が足りなくなるのなら、希薄化10%、40億円程度の増資を発表すると思いますし、また、10億円の資金調達が必要なら、総会後の5~8月頃に増資するというのも手と思うのですが(総会での怒りを回避するために)・・・

 なぜ、この時期に総会でひんしゅくをかう恐れのあることをするのか、色々考えてしまいます・・・
 おそらく10億円(直前の増資の調達資金も約10億円だったので)を調達目標としているものと思いますが、当初の行使価格は1995円、修正が91%ですので、普通に考えると、株価2000円以上に推移しないと10億は調達できないと思うのですが・・・
 総会直前に好材料を出し、株価を上げて、総会を乗り切り→かつ、増資もスムーズに10億円調達するという目論見があるのかないのか、ラクオリアの経営陣のお手並み拝見です!!
 いずれにせよ、総会までには答えが出るので、株主総会に参加して、場合によっては意見しようと思います。

 ※株主に配慮して希薄化を抑えようという意思が伝わった点、今回増資をすれば、2年くらいは増資がないであろうと思われる点(資金調達の使途の支出予定時期が「~2020年12月」とあるので)は少なくとも評価したいと思っています(何も考えずに1割~2割程度の増資をする会社がある中、ラクオリアの経営陣は、既存株主を配慮していることが伝わったのは応援したいと思う点でした)。

 CJ等の導出先はどんどん好結果を出しているので、本体のラクオリアも結果を出して欲しいです!!
 創薬力、パイプラインは素晴らしいと思うので、あとは営業力をつけてもらいたいです!!
 頑張れ!!ラクオリア!!



 

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